介護老人保健施設プレジャーライフでは、定期的に勉強会を開催しております。
今回のテーマは、『スピーチロック』についてです。
スピーチロックとはなんぞや?
という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
スピーチロックとは、
「ちょっと待っていてください!」「トイレは今じゃなくて後で!」といった
スタッフの声掛けにより、利用者さまの行動を制限してしまうことです。
これは言葉で利用者さまの動きを制限してしまう身体拘束に該当し、無くしていかないといけないものです。
今回の勉強会は、ロールプレイング方式で、各スタッフが介護士役と利用者さま役に分かれて行います。
実際の介護現場でよくみられる、スピーチロックが起こりやすい状況を
役になりきることで疑似体験し、どのような声掛けをするのが良かったかを意見交換していきます。
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それでは勉強会スタートです!
介護士役と利用者さま役に分かれて。リアルな雰囲気で周囲もびっくり!
実際の介護現場を想定した状況に、スタッフの表情も真剣そのもの。
介護士役スタッフの声掛けの方法を見たうえで、良かった点と悪かった点について話し合っていきます。
今回の勉強会を踏まえて、現場にどのように反映していくのが良いかを総括します。
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勉強会を終えて様々な意見が出ました。
●他の対応で手が離せない時に、利用者さまに、「トイレに連れて行って!」とお願いされた際、
安易に「ちょっと待っててくださいね。」と言ってしまっていたけれど、
それでは利用者さまが不安になり、そわそわしてしまうことが考えられるため、
具体的に何分後に対応できるようになるとお伝えすることが必要であると感じた。
●利用者さまから「〇〇したいです」という訴えがあった時に、自分が他の利用者さまの
対応中ですぐに駆け付けられない場合には、周囲の手が空いているスタッフに
すぐに対応してもらえるように、日ごろからのスタッフ同士の連携や声掛けが重要だと感じた。
●利用者さまが不穏になられた際に、スタッフのスピーチロックが多くなってしまうように感じた。
そこで、不穏状態にならないように、日ごろからレクや声掛けを行うことで、
利用者さまのストレス緩和を図り、スピーチロックを未然に防ぐということが大事であると感じた。
たくさんの意見が出て、大変実りのある時間となりました。
これからもプレジャーライフでは積極的に勉強会を開催していきますので、
随時この場で報告させて頂ければと思います。^^
ご覧いただき有難うございました!